EXHIBITION|展覧会
東京の“ありのままの暮らし”を紹介する架空の不動産屋
「TOKYO [UN]REAL ESTATE」がグランドオープン!
TOKYO [UN]REAL ESTATEは、東京の多種多様な住まいと暮らしを3Dスキャンで記録し、等身大の人間らしさを記録・考察することで、現代社会の特質や変化を読み解く「考現学」に取り組むプロジェクトです。
収集した3Dデータは、記録としてのアーカイブにとどまらず、アーティストやクリエイターが活用できるオープンデータとして提供し、新しい形の”不動産”として、次世代のクリエイティブな循環に繋げます。
展覧会では、これまでに集めた東京のリアルな暮らしと多様なライフスタイルのあり方を紹介。さらに、実在するお部屋の3Dデータを活用したマンガ、ゲーム、XR、映像作品なども展示し、デジタル時代における住空間の新たな可能性を探ります。
特設WEBサイト:https://unrealestate.mvmnt.tokyo/
[ 展覧会|開催概要 ]
TOKYO [UN]REAL ESTATE 会場: シビック・クリエイティブ・ベース東京 [CCBT]
(東京都渋谷区宇田川町3−1 渋谷東武ホテル 地下2階) 会期: 2025年2月28日(金)〜3月9日(日) ※月曜定休日
時間: 13:00〜19:00
入場無料
OUTLINE
ここは架空の不動産屋。でも、部屋は実在。
『TOKYO [UN]REAL ESTATE』は、架空の不動産屋。
しかし、ここで紹介するのは、東京で実際に暮らす人々の“リアルな部屋”です。
アパート、マンション、シェアハウス、一軒家——それぞれの空間には、住む人の個性が詰まっています。本棚に並ぶ愛読書、散らばった日用品、壁に貼られたポスター。これらの“ありのまま”の暮らしを3Dスキャンで記録し、考現学の視点から都市生活の変容を探求するプロジェクトです。
しかし、この試みはアーカイブにとどまりません。デジタル化された住空間は、ゲームやマンガ、XR、映像といったさまざまなクリエイティブのフィールドへと広がっていきます。部屋はメディアとなり、アーティストやクリエイターたちの手によって新たな意味や物語が重ねられ、現実の居住空間はフィクションやバーチャル空間の一部へと変容し、新たな世界線へと広がっていきます。
“誰か”の暮らしは、 “誰か”にとって価値となる。
実在する東京の生活空間がどのようにカタチを変え、コンバージョンされていくのか。
もしかすると、これからの時代、私たちの生活そのものが「不動産」として、新たな価値を持つようになるのかもしれません。
『TOKYO [UN]REAL ESTATE』——それは、東京の今を捉え、未来のクリエイティブへと繋げる、これからの時代を見据えた次世代の不動産屋なのです。


ARTIST
展覧会では、これまでに集めた東京のリアルな暮らしデータをもとに、
実在するお部屋の3Dデータを活用したマンガ、ゲーム、XR、映像作品、そして市民の方々との共創によって生まれた作品を展示します。
[展示アーティスト]
クイックオバケ(イラストレーター/マンガ家)
大澤 利己(アーティスト/デザイナー/サウンドクリエイター/アートディレクター)
清水 岳(MESON/プランナー)
高橋 祐亮(アーティスト/ゲーム開発者)
石原 航(アーティスト/ハッカー/Comicaroid開発者)

TALK EVENT
東京“宅話”
〜専門家と紐解く、暮らしにまつわるエトセトラ〜
部屋を通して、東京の多様なライフスタイルに迫るトークイベント「東京“宅話”」。
本イベントでは、様々な領域の専門家を招き、住まいや暮らしにまつわる多彩なテーマを紐解きます。現代の住宅事情や住環境の変化、さらにはコミュニティや家族の新しい在り方まで、スキャンに協力いただいた住人(スキャニー)や各専門家の視点からテーマを紐解きます。
住まいは単なる「空間」ではなく、そこに暮らす人々の価値観やライフスタイル、そして時代を映し出す「メディア」です。
等身大の暮らしを通じて見える東京の今と未来を一緒に考えてみませんか?

東京“宅話” 第一夜「スキャナーとスキャニー」
日時:3月1日(土)19:00-21:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京 [CCBT]
(東京都渋谷区宇田川町3−1 渋谷東武ホテル 地下2階)
ゲストスキャニー:はし かよこ(合同会社 土とデジタル 共同代表)、塩浦 一彗(SAMPO Inc. 建築士)
スキャナー:原 亮介(MVMNT)、瀬賀 未久(MVMNT)、山田 麗音(MVMNT)、岡本 かなは(MVMNT) ほか
※申込み不要
GALLERY TOUR
展覧会の会期中は下記の日時で、架空の不動産屋「TOKYO [UN]REAL ESTATE」のスキャナーたちが、多様な暮らしを紹介するギャラリーツアーを開催!
プロジェクトの背景や3Dスキャンによる東京のリアルな住空間の紹介、そして採集したデータが拡張するクリエイティブ活用の可能性について解説しながら展示を巡ります。
ギャラリーツアー「住まいの見学会」
日時:
2月28日(金)13:00-14:00/16:00-17:00/17:30-18:30
3月5日(水)13:00-14:00/16:00-17:00/17:30-18:30
3月7日(金)13:00-14:00/16:00-17:00/17:30-18:30
こんな人におすすめ
- 自分の住空間やライフスタイルをデジタル化し、未来に残したい方
- ゲーム、マンガ、映像、XR領域等のクリエイター
- 東京の多様な暮らしや建築・インテリアデザインに関心のある方
- クリエイターにインスピレーションを与えるデータを提供し、新たな作品の誕生に寄与したい方
About
TOKYO [UN]REAL ESTATE

TOKYO [UN]REAL ESTATE
東京[不]不動産
TOKYO [UN]REAL ESTATEは、あなたの暮らしを現在東京の生活史として未来に引き継ぎます。そして、アーカイブとしての部屋の記録だけではなく、新しい形の”不動産”として、次世代のクリエイティブな循環に繋げます。
“誰か”の暮らしは、 “誰か”にとって価値となる。
あなたの住まいを新しいXR不動産の形として共有しませんか?
プロジェクトの詳細はこちら>> https://mvmnt.tokyo/projects/tokyo-unreal-estate

We are

MVMNT
MVMNTは、「20XX年の伝説を創造する」をミッションに、ありえるかもしれない未来の社会と文化をポップアップ&インストールし、未知のムーブメント=新たな伝説を生み出すスペキュラティブデザインの専門チームです。アートドリブンで思想性・社会性のあるコンテンツ(新たな意味・世界観、きっかけ)をプロトタイピング。現代社会に新たな世界線を表出し、コミュニティの力でXS~XXXLまで創造的な社会運動を起こすことを目指しています。
このプロジェクトは、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]のアーティスト・フェロー活動の一環として行われるアートプロジェクトです。
未来の社会や文化を想像し、仮想的に表現するためのポップアップ&インスタレーションを目的としています。
※このプロジェクトは架空の不動産屋のコンセプトに基づいており、実際の物件の販売や取引は行いません。

CCBT「アート・インキュベーション・プログラム」とは
CCBTのコアプログラムのひとつである「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。